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奈良
 
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俺が背負う!

久米寺

橿原神宮のすぐ近く、
「今昔物語集」の登場人物、
久米仙人により創建されたと伝えられています。
本堂の下、雨水を貯めておくための石の桶があり、
その四隅を邪鬼が支えています。

 

[久米仙人伝説]
吉野で修行し飛行術を体得した久米仙人は、
ある日、飛行中に川で洗濯している娘の白いフトモモを見て、
ついつい欲情。
仙力を瞬く間にを失い墜落してしまいます。
普通の人間になってしまった久米仙人は仕方なく俗世間に戻り、
自分を欲情させた娘を妻にして、細々と暮らすことになりました。

その頃、聖武天皇による東大寺の建立が始まり
久米仙人も、土木工事の人夫として材木を運ぶ仕事に従事します。
壮大な東大寺の建立には吉野の山から、木材と巨石を運搬する必要があり、
酷く難航していました。

そのうち、監督官に元仙人だったことを知られてしまい、
「里山の洗濯女に欲情して堕落した、情けないエロ仙人はおまえか」と、
馬鹿にされ、からかわれた事に大発奮し、
七日七夜の修行ののちついに神通力を復活。
あっという間に大量の大木巨石を空輸して見せました。
その顛末を聞いた聖武天皇から土地を賜り、
その地に寺を建立しました。

2016/07/18